インボイスに悲鳴が

消費税導入35年 各地で宣伝
消費税減税を訴える参加者=1日、新潟市

 消費税廃止新潟県各界連絡会議は1日、新潟市の本町商店街で宣伝し、業者、労働者、女性など各分野の代表がマイクを握り「今こそ消費税減税で暮らし応援を」と訴えました。「税金は上がるばかりで、消費税減税は大賛成」と署名する市民などが目立ちました。

 新潟県商工団体連合会の渡部睦夫会長は、昨年10月のインボイス導入が中小業者に新たな増税となり、「下請け単価をたたかれ、工賃の補償もないのに、消費税をどう捻出し納めたらいいのか」「仕事は来るが、工賃が1割引かれた」など悲鳴の声が上がっていると告発。大もうけしている大企業や富裕層からしっかり税金を集め、日々の暮らしに不自由している若者や年金生活者に手を差し伸べるのが本来の政治のあり方だと述べ、「今こそ政治を変えて消費税を減税しよう」と呼びかけました。

 日本共産党の中村たけお衆院新潟1区予定候補は、消費税は法人税や富裕層の減税の穴埋めに使われ、消費税増税が景気に大打撃を与えてきたと述べ、物価値下げに最も効果的な消費税減税を実行しようと訴えました。(2024年4月3日『しんぶん赤旗』)