学費値下げ 願い切実

民青が新潟大学で食料支援
アンケートで生活や奨学金などの不安を話す学生ら(手前)=28日、新潟市西区

 新潟県の日本民主青年同盟新潟大学学生班は28日、新潟市西区の新潟大学近くの施設で学生向け食料支援にとりくみました。新1年生など初利用も多く、50人が利用しました。

 学生たちは、米2㌔やレトルトカレー、野菜ジュースや菓子などを選び、袋いっぱいに詰めて持ち帰りました。

「外食は控えて自炊で生活費を切り詰めているので、食料支援は助かります」など物価高の影響で生活や食費が苦しいと話す学生が多くいました。

 対話アンケートでは、新1年生が「生活費は自分で稼ぐ必要があるので、いま週6日アルバイトをしている。入学してから勉強と両立できるか不安」と話しました。「奨学金を借りて、さらにバイトしないと生活できない。食料支援は以前から知っていたけど、土日はバイトで来られず今回初めて利用」(4年生)、「奨学金を月7万円借りてバイトもしているけど、卒業後に返せるか不安」(4年生)など、奨学金とバイトが不可欠な苦しい生活を訴える声が多くあり、「学費値下げ」「返さなくていい奨学金」を求める民青の活動に共感が寄せられました。

 小林雄太県委員長は「誰もがお金の心配がなく教育を受けられる環境が必要だと改めて感じました。格差の広がりを訴える学生も数人いて、社会は変えていけると一緒に学ぼうと呼びかけていきたい」と話しました。(2024年3月30日『しんぶん赤旗』)