原発被災 逃げられぬ

廃炉 今すぐと「原発なくす会」が訴え
原発は廃炉にしようと訴える参加者=16日、新潟市

 原発をなくす新潟県連絡会は16日、新潟市で宣伝し、「日本海側でも巨大地震は起きることを思い知らされた。トラブルを起こした志賀原発、柏崎刈羽原発は今すぐ廃炉にしよう」と呼びかけました。

 マイクを握った参加者は、能登半島地震で地盤が4㍍も隆起した場所もあり、もし原発の地盤が4㍍も隆起すれば取り返しがつかないと指摘。志賀原発(石川県志賀町)では、外部電源から電力を受ける変圧器が1、2号機とも破損し、2万㍑以上の油が漏れる重大なトラブルが発生したが、北陸電力の報告が二転三転したことも重大な問題だと批判しました。

 原子力規制委員会が昨年12月27日に、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の運転禁止命令を解除し、今後の焦点は地元自治体が再稼働に同意するかに移るが、大雪で事故の時に逃げられるのか、避難道路も整備されていないと批判。強い季節風が吹けば約80㌔離れた新潟市中心部にも大きな線量の放射性物質が飛んでくる危険があることを認識して、柏崎刈羽原発の再稼働はあきらめ、廃炉にしようと声を上げようと呼びかけました。

 ビラを受け取った若い男性は「福島原発事故の処理水の基準もあいまいなまま、海洋放出を進めるのはおかしい。明確な基準を示してほしい」と話しました。(2024年1月19日『しんぶん赤旗』)