米坂線の復旧を急げ

沿線住民が「会」を結成
あいさつする野田氏=26日、村上市

 新潟県村上市で26日、昨年8月の豪雨災害により一部運休が続くJR米坂線の早期復旧を目指す「米坂線早期復旧と地域活性化を考える会」の結成総会が開かれました。沿線の村上市、関川村の住民など60人以上が参加し、早期全面復旧を求める署名など活動方針を確認しました。

 呼びかけ人代表の野田尚道さんは、今年春から住民有志の学習会を重ねる中で、多くの住民の参加と関心が広がり、早期復旧と地域活性化を目指す当会の結成に繋がったとあいさつしました。

 元関川村長の平田大六さんは、米坂線開通時からの思い出や、先日、39年前に廃止された赤谷線(新発田市)の沿線住民と話した際に若い人たちからも「不便で困っている。鉄道を復活させてほしい」という要望があったことを紹介し、鉄道は地域住民の大切な交通手段であり、米坂線の早期復旧を求めていこうと訴えました。

 情勢報告では、JR東日本は赤字ローカル線の収支を公表し財務悪化を強調するが、2023年3月期決算は1406億円の営業利益があり、米坂線の復旧経費86億円は不可能ではないと指摘。都市部の利益を地方に還元して、全国一律のサービスを提供する鉄道ネットワークの整備が必要と報告されました。

 会長の野田氏など役員を決め、当面の目標として来年3月末までに100人の会員、新潟県とJR東日本新潟支社、村上市、関川村あての米坂線早期全面復旧を求める署名を2000筆集めるなどの活動方針を確認しました。(2023年11月29日『しんぶん赤旗』)