「バイトで研究に支障が出ないか焦っている」

民青が新潟大近くで食料支援
食品を選び袋に詰める学生ら=26日、新潟市西区

 新潟県の日本民主青年同盟新潟大学学生班は26日、新潟市西区の新潟大学近くの施設で学生向け食料支援にとりくみ、12人が利用しました。

 配布したチラシやSNSを見て訪れた学生たちは、米2㌔やレトルトカレー、野菜ジュースや菓子などを選び、袋いっぱいに詰めて持ち帰りました。

 アンケート対話で、大学院2年生は「生活費のためバイトが必要だけど、研究に支障が出るので焦っています。無利子の奨学金を月5万円借りているので、6年分を卒業後に返せるのか不安」と話しました。4年生は「塾のバイトが週1回しかなく収入が足りないので、コンビニのバイトを掛け持ちしている。まわりには毎日数時間のバイトをしている人もいる」と話しました。

 小林雄太県委員長は、民青の呼びかけ文で「大企業優遇、アメリカいいなりという自民党政治から抜け出す」ことを目標にしていることに共感する学生が多かったが、高すぎる学費や奨学金の不安があるのに、岸田政権は軍事費2倍化などに突き進む矛盾を感じているのだと思うと話しました。(2023年8月30日『しんぶん赤旗』)