統一協会に会場貸すな

県労連などが新潟市に要請
市担当者(右手前)に要請する代表ら

新潟県労働組合総連合や県平和運動センター、新日本婦人の会、日本共産党など53団体が6月30日、新潟市に対して会場使用許可取り消しを求める要請をおこないました。約20人の代表が参加し、日本共産党の飯塚孝子、渋谷明治、野村紀子の各市議も同席しました。

新潟市は、世界平和女性連合が9日に開く留学生日本語弁論大会の会場として、江南区の亀田市民会館の使用を許可しています。

 日本共産党江南区委員会が江南区に対しておこなった要請(6月23日)では、2018年から今回までに6年間で16回、世界平和女性連合へ亀田市民会館を貸し出していることも判明しました。

 今回の要請に対して、市担当者は、公共施設の使用許可基準に基づき、適正に判断したと回答。弁論大会は、施設利用を制限する「公の秩序に反する恐れのあるもの」「施設の損傷の恐れがあるもの」には当てはまらないと判断し許可したと述べました。

 参加者は、反社会的活動をおこなう統一協会の関連団体に施設使用を許可することは、新潟市が公認した団体とお墨付きを与えることになりかねないと指摘し、統一協会の関連団体を調査して今後は貸し出しをしないと表明するよう求めました。

 市担当者は、要請を重く受け止めるが、許可の判断は変えないと答えました。(『しんぶん赤旗』2023年7月5日)