原発・自衛隊・子育て支援 共産党の政策を知りたい

藤野・平比例予定候補が津南町・十日町で集い
参加者の質問に答える(正面左から)藤野、平の両氏

 新潟県十日町市と津南町で6日、日本共産党の衆院北陸信越比例予定候補の藤野やすふみ前衆院議員と、たいらあやこ氏を招いた集いが開かれ、原発や自衛隊、子育て支援、政党助成金など幅広く語り合いました。

 原発では「世界一厳しい新規制基準だから安全と言うが、新たな『安全神話』ではないか?」「福島原発事故の増え続ける(アルプス)処理水の対策は?」「電力や経済のために再稼働と思う人にどう話したらいいか」など多くの質問が出されました。

 藤野氏は「溶け落ちた核燃料デブリを受け止める装置などがある欧州と比べても日本の新規制基準は不十分」「地下水の流入を止めるなど根本的対策が不可欠。処理水もタンク増設やモルタル固化など代替案を検討すべき」「原発から脱却してこそ再生可能エネルギーなど地域・経済の活性化になる。エネルギー政策全体の抜本的見直しが必要」などと答えました。

 「共産党が緊急時に自衛隊を使うとは?」の問いに藤野氏は、自衛隊を解消して憲法9条を実現していく立場と急迫不正の侵害などの際に国民の命を守り抜く立場を統一的に実現していくものだと話しました。

 「日本維新の会は何か変えてくれそうと期待する人が多いがどうなのか?」の質問に藤野氏は、国会でも与党の悪法に賛成し、「改革」どころか大軍拡や改憲、企業のもうけ優先の政治の推進役が維新の本質と批判。維新支持者には「自民党政治を変えたい」と思う人も多く、こうした人たちにアメリカいいなり、財界最優先の政治の大本を変える共産党の値打ち、政策を語り広げましょうと呼びかけました。

 藤野氏は「数々の悪政が強行された国会を見て、議席を失った悔しさを痛感する。大本から政治を変える値打ちを訴えて必ず議席を奪還したい」。たいら氏は「女性が子を産み育てながら働き続けられる社会をつくる」と決意を述べました。

 集い参加者1人が「しんぶん赤旗」日曜版を購読し、藤野氏はこの日、湯沢町の集いにも参加しました。(2023年7月8日『しんぶん赤旗』)