自民党政治終わらせよう
新潟市で市民アクションが学習集会
9条改憲NO!全国市民アクション@新潟は7日、新潟市で「自民党政治を終わらせよう学習決起集会」を開き100人以上が参加。上脇博之・神戸学院大学教授が自民党政治と裏金問題でオンライン講演をおこない、集会後にデモ行進しました。
上脇氏は、自民党の派閥裏金事件は、「しんぶん赤旗」日曜版の粘り強い調査によるスクープ報道を発端に、上脇氏が5派閥の虚偽記入について東京地検特捜部へ20回の告発状を提出し、さらに派閥の裏金、キックバック問題が明らかになった経過を話しました。
政治資金収支報告の必要がない企業や任意団体は、パーティー券購入や献金額が真実か確認できないために裏金がつくりやすく、自民党本部から「政策活動費」の名で議員に数億円の寄付があっても収支報告が不要など現行法の不備を指摘。衆院小選挙区選挙や企業献金が議会制民主主義をゆがめ、政権与党の暴走を生んだと述べ、政治資金パーティーの禁止や調査研究広報滞在費の使途報告義務化、政党助成金の廃止など抜本的な政治改革が必要と訴えました。
参加者から「裏金問題に怒っているが、ほかに投票したい政党がない」と話す友人にどう話したらよいかと質問があり、上脇氏は「棄権でなく、裏金を許さない政党に入れてこそ裏金議員を罰せるのではと話してみてはどうか」と答えました。(2024年4月9日『しんぶん赤旗』)