地震で大事故に

なくそう原発市民ネットの金曜行動
デモ行進する参加者=23日、新潟市

 23日、なくそう原発・新潟市民ネットは新潟駅前で532回目の金曜行動を8人が参加しておこないました。

 集会で参加者は「能登半島地震では広範囲で地盤が4㍍も隆起し、もし原発の近くだったら大事故になっていた。何万年も放射能を出し続ける核のゴミの処理も今の技術では対応できない」「原発事故時に高齢者などが一時避難する放射線防護施設が志賀原発周辺にあるが、地震で壊れ、避難できない施設がいくつもあった」などと話し、地震と原発事故が重なっても避難できない危険な原発は今すぐ廃炉にしようと訴えました。

 また、原発事故の際の避難計画では、原発から5~30㌔圏内の住民は屋内退避が原則になっているが、家の倒壊もあり、「事故が起きればすぐに逃げたいのが人情で、避難計画は抜本的に見直しを」と求めました。

 恒例の替え歌を歌ったあと、デモ行進しました。集会やデモへ何人もの市民から「がんばって」などの激励が寄せられました。(2024年2月26日『しんぶん赤旗』)