原水爆禁止国民平和行進が新潟市に

行進する参加者 24日新潟市役所前

 原水爆禁止国民平和大行進・日本海コース(青森―東京)は24日、新潟大学前で約30人、新潟市役所前で約50人が参加して集会と行進をおこないました。新潟大の集会では、8月の原水爆禁止世界大会に初参加する2人が決意を語りました。

 集会で実行委員会の赤井純治代表は、リアル参加の行進が復活し各地に活気が戻ってきたと述べ、国際的にはウクライナ戦争と戦術的核配備の危機、日本では新しい戦前が始まる危機に対して平和の大量宣伝を強めることが大切と訴えました。自治体訪問でも、村上市議会議長が父親からシベリア抑留の体験を聞き「戦争だけは絶対にだめとの思いで議員をしてきた」と話すなど賛同が広がっていると紹介しました。

 世界大会初参加の新潟大学職員組合の役員は「いま政府が全国の大学に軍事研究を要請している。新潟大は拒否しているが、世論を『防衛のため研究くらいよいのでは』と悪い流れにさせないように『軍事研究はしないで』の声をあげてほしい」と話しました。

 同じく農学部1年生は「平和に特に関心はなかったが、大学の講義『平和を考える』で、平和は人ごとではなく自ら行動に移すことが大切と学んだ。若者が関心を持つきっかけになりたいと参加を決意した」と話しました。

 市役所前では、中原八一市長、県原水禁の近藤正道理事長のメッセージが紹介され、日本共産党の渋谷明治市議があいさつしました。(2023年6月27日『しんぶん赤旗』)