講演 歌あり笑いあり

新潟県母親大会開く
6分野の運動を報告した「今日の運動」発言者=17日、長岡市

 第69回新潟県母親大会が17日、新潟県長岡市で開かれ、450人以上が参加しました。分科会に続き全大会では、地元のよさこいチーム「すいれん」の踊り、弁護士の「四谷姉妹」の記念講演、リレートーク「今日の運動」がおこなわれました。

 お笑い芸人をまねた「四谷姉妹」は、憲法は生活や権利を守ると同時に、戦争を起こす権権力を縛るもので、もっと身近に憲法を知ろうと漫才や歌で紹介し、参加者の笑いと共感を呼びました。

 ジェンダー平等と憲法について講演。結婚して子どもを産む、「女らしさ」などの価値観の押し付けが、女性の非正規雇用の割合の高さや男女の賃金格差を生んでいると指摘。背景にある家父長制により、女性の地位低下や男性には仕事第一、長時間労働が押し付けられ、戦争へ国民を動員することにも利用されてきたと述べ、個人を尊重しジェンダー平等をうたう日本国憲法を、不断(普段)の努力で生かそうと訴えました。

 「今日の運動」では、学校給食無償化、パートナーシップ制度、農業など6分野の運動が交流されました。

 午前は、長岡空襲を学ぶ体験者の話を聞く会や、戦災資料館見学、原発再稼働、地域医療など八つのテーマで分科会が開かれました。(2024年11月20日『しんぶん赤旗』)