物価高で生活苦しい

民青が県立大近くで食料支援
食品を選び袋に入れる学生ら=18日、新潟市東区

 日本民主青年同盟りゅうと東班は18日、新潟市東区の新潟県立大学近くの施設で食料支援にとりくみ39人の学生が利用しました。今までより広い範囲にビラを配布し、悪天候の中でも初参加の学生が多く訪れました。

 学生は、米2㌔やジャガイモ、レトルト食品や菓子などを選び、袋いっぱい持ち帰りました。「食費を削っている」「毎日食べていた卵も今は食べられない」など物価高で生活が苦しいと話す学生が多く「食料支援は本当に助かります」と感謝していました。

 民青の実態アンケートには物価高のほか、高すぎる学費や奨学金返済への不安、戦争やジェンダー平等などに関心が寄せられました。

 大学3年生は「一人暮らしで学費や生活費の負担を実感。借りている奨学金を卒業後に返せるのか不安です。学費を安くする運動は関心があります」と話し、高等教育無償化の署名も協力しました。

 大学2年生は、民青の呼びかけ文を、線を引きながら読み、「戦争反対で行動している若者がいるんですね。声を上げることは大切ですね」「今の岸田政権はおかしい。『大企業優先、アメリカいいなりの政治を変える』という考えは初めて知ったけど関係していますね」と強く共感しました。

 小林雄太県委員長は、「奨学金返済のため自分の夢ではなく安定した職場を探すという学生も複数いて、学費・奨学金の重い負担が学生の夢を奪っていると感じた」と話し、高等教育無償化の運動を強めたいと話しました。(2023年11月22日『しんぶん赤旗』)