「生活が苦しいので毎回利用しています」
秋葉区「プロジェクト」が15回目の食料など支援
新潟市秋葉区の「秋葉区食糧×生活支援プロジェクト」は2日、新型コロナ禍や物価高で生活に苦しむ人への食料・生活用品の無料配布と生活相談を新津駅前の施設で実施し、150人以上が利用しました。秋葉区の新潟健康友の会や新日本婦人の会、生活と健康を守る会などの実行委員会が2カ月に1回開催し、今回で15回目です。
会場にはフードバンクや募金の協力で用意された、お米や野菜、レトルト食品、トイレットペーパーや洗剤、古着など多くの物資が並べられました。
子ども連れや高齢者などが1時間も前から待ち、食品や生活用品を持ってきた袋や手押し車にいっぱいに詰めて持ち帰りました。
小学3年生の母娘は「ひとり親で生活は苦しく、毎回利用させてもらい助かっています。特にレトルト食品や洗剤、生理用品などの消耗品がありがたい。娘も一緒に参加することで社会勉強にもなっています」と話しました。
別の親子は「シングルマザーになったばかりで2人の子を抱え大変です。シングルマザーのSNSで紹介され初めて利用しました。下の子の紙おむつは特に助かります」。30代の男性も「知人の紹介で初めて利用したが、子育て中なので助かります」と話しました。
学生と高校生10人もボランティア参加しました。同じ高校の3年生の5人は「学校の掲示板のボランティア募集で知り参加した。食料だけでなく生活用品も配布していて驚いた」「3回目です。他の高校からも参加してほしい」と話し、利用者の荷物を車などに運ぶ手伝いをしていました。
次回は11月18日(土)、新津地域交流センターの予定です。(『しんぶん赤旗』2023年9月5日)