税金は軍事費より生活に
民青が食料支援
新潟市の民主青年同盟りゅうと東班は13日、新潟市東区の新潟県立大学前で学生向け食料支援にとりくみ72人が利用しました。学生5人や社会人がボランティアに参加しました。
チラシやSNSで知り訪れた学生たちは、米2㌔やレトルトカレー、野菜ジュースや菓子などを選び持ち帰りました。1年生が多く「一人暮らしに慣れた?大変なことはない?」の声かけに、「物価高で少しでも安く買うため、遠いスーパーまで行っている」「食費が高く一人暮らしはきついので食料支援はありがたい」など対話が弾みました。
シールアンケートを使った対話では、政府が軍事費を5年で43兆円使う計画を7割の学生が「知らなかった」と答えました。ウクライナや北朝鮮のミサイル問題から「防衛費は増やす必要がある」と話す学生もいた一方で、大学の授業で憲法を学んだ2・3年生になるほど、軍拡は反対、軍拡だけでは根本的な解決にならないと話す学生が増えました。
そして43兆円の税金があるなら何に使ってほしいか聞くと、「学費無償化」が12人、「賃金を上げる」が7人、「医療費負担ゼロ」が6人と続き、「軍事費を増やす」は1人だけで、学生の多くは「軍事費より国民の生活に税金を使ってほしい」と答えました。
一般市民の生活がないがしろにされ、大企業優先・アメリカ言いなりの社会を変えようと呼びかける民青の加盟呼びかけ文に「その通りですね」と共感する学生もいました。(2023年5月17日『しんぶん赤旗』)