物価高など生活苦の声多数

民青が新潟大学そばで食料支援

 新潟県の日本民主青年同盟新潟大学学生班は7日、新潟市西区の新潟大学近くの公園で学生向け食料支援にとりくみ、約50人の学生が利用しました。学生ボランティア6人が参加しました。

 強い雨の中、配布したチラシやSNSを見て訪れた学生たちは、米2㌔やレトルトカレー、野菜ジュースや菓子などを選び持ち帰りました。

 アンケート対話では、「生活費を稼いでいたバイトを就職活動でやめ、仕送りだけでやりくりしているが、卵も牛乳も値上がりで生活が苦しい」「教員採用試験でバイトができず、スーパーの値引きの時間に買い物に行くなど苦労している」「バイトしないと生活できないが、最低賃金は上がったのに3年間、バイト代が上がらない」など物価高とバイトで生活に不安を抱える声が多く聞かれました。

 高すぎる学費への不安も多く、中国から編入した留学生は「日本の学費が高くて大変。中国では国の支援が受けられるので、日本の1年間の学費約54万円があれば4年分の学費が払えます」と話し、その話を聞いた日本の学生は「日本でも学生の支援をしてほしい」と話しました。

 「日本は賃金が30年間上がらないのに、大企業や富裕層は儲けていて、貧富の格差は広がっていると思う。大企業・富裕層の増税など政治がやれることをしてほしい」と話す学生もいました。

 ボランティア参加した1年生は「中高と部活ばかりだったので、大学では自分の時間を人の役に立つことに使いたいと思っていた。役に立てたと実感できて、また参加したい」と話しました。(2023年5月10日『しんぶん赤旗』)