青年の思いを聞き出そう
新潟県革新懇がシンポジウム
新潟県革新懇は新潟市で29日、大学生から30代までの青年4人をパネリストにシンポジウムを開き約30人が参加しました。青年の暮らしや働き方の実態、政治へ関心や伝え方の工夫など意見を交わしました。日本共産党の、すずき映新潟市議予定候補もパネリストで参加し、発言しました。
大学生は、「青年は政治に無関心なのではなく、バイトや学業などで忙しく考える余裕がない」と述べ、青年はインターネットが主な情報源になり、主張を短くまとめた「1分動画」や青年に問いかける演説が注目されやすく効果的と話しました。
すずき氏は、自身のSNSで子育て支援策に共感して街頭演説に初めて来てくれた若い母親など新しいつながりが広がった経験を紹介。宣伝もシールアンケートなどで「大軍拡をどう思いますか?」と率直に聞くと青年がいろいろ考えていることがわかるので、発信だけでなく対話する工夫が必要と話しました。
組合活動や集会でも、「自分の意見を聞いてくれる」、大切にされていると実感できると、青年が参加してみようと思えるとの意見が共通して出されました。
統一地方選で期待する政策として「大軍拡・大増税はキッパリ反対して、子どもたちに戦争の危険がない社会を」「お金の心配なく学べる社会」「仕事をしても生活できない非正規雇用の給与の改善」などが上がりました。すずき氏は「税金の使い方を市民目線で。軍事費を2倍にするくらいなら福祉・暮らしに使えと怒りをもって訴えていきたい」と決意を語りました。(『しんぶん赤旗』2023年2月1日)