すずき新潟市長候補、自公現職を猛追

 23日投票の新潟市長選は激戦のまま後半戦へ突入しました。市民と野党(共産、れいわ、社民、新社会、緑)が支援する「チェンジにいがた」共同代表の、すずき映候補(35)=無所属新=が、自民・公明の支援を受ける現職を猛追しています。

 すずき候補は15・16日も市内を元気いっぱい駆け巡り、「大型開発優先から暮らし・福祉最優先へ」「中心部集中の再開発から8区の産業・文化を応援する活気あるまちづくりへ」の二つの市政転換を強調。子育て支援と住民サービス拡充で、安心して子育て・住み続けられる希望のもてる市政をつくると訴えます。

 市民と野党の代表が並んで訴えた新潟駅前の大街頭演説には350人が参加し、すずき候補の訴えに大きな拍手が沸き、立ち止まる若者も目立ちました。

 マイクを握った友人は「コロナ禍で一緒に取り組んできた学生向けの食料支援で、映さんは経済的な不安や孤独を抱える学生の声に寄り添い、『大変なのは君たちのせいでも、仕方のないことでもない。高すぎる学費や不十分な奨学金を、声をあげて一緒に変えようよ』と語りかけてきました。公約の市独自の給付型奨学金創設は、この学生の思いが詰まっている」と訴え。日本共産党の井上哲士参院議員は「市民の声を聞かず暴走する国政・市政を変える力は、市民と野党の共闘にある。新潟から政治を変えよう」と訴えました。

 演説を聞いた23歳の女性は「幼い頃からの大病で医療費負担の重さを実感してきたので、子どもの医療費無料化や福祉の充実をぜひ実現してほしい」。69歳の男性は「同級生から『中心部だけの開発にほかの区の住民は怒っている。現市長では新潟の未来はない』『映さんに入れた』と仲間で話題になっていると連絡が来た」と話しました。

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 連日取り組まれている電話対話では、80代女性は「今回は、すずき映しかいない。若い人が活躍し、新潟市を背負って立たねば未来は開けない」。子育て中の母親は「やる気のない現職ではダメ。元気のある新潟市に変えてほしいから夫婦で入れる」などと期待と支持が広がっています。(『しんぶん赤旗』2022年10月18日)