統一協会との関係断て

遠藤れい子議員が9月県議会の一般質問で

 新潟県議会の一般質問で3日、日本共産党の遠藤玲子県議は、花角英世知事に対して、反社会的カルト集団の統一協会との関係を断つようただしました。

 遠藤県議は、統一協会が反社会的集団である認識が花角知事にあるかを問いただし、今年3月に花角知事の後援会が主催した政治資金パーティーに、統一協会関連団体関係者2人が出席していたことの説明と「きっぱりと関係を断つ」と断言するよう求めました。

 花角知事は、統一協会が高額献金の違法性など社会的問題が指摘される団体と認識していると回答。パーティー券の購入などを依頼したことはなく、後日、参加者の名刺を確認した中で関係者の参加が判明したもので、今後も関係を求めることはないと答えました。

 遠藤県議は県内で、新潟市が統一協会関連団体「新潟大学CARP」の地域活動に補助金を交付し、上越市が「ピースロード2022」を後援、新発田市など複数の市が「郷土を元気にする会」のイベントを後援していたことが判明したことを指摘し、県や県教育委員会が統一協会関連団体や活動への後援などをおこなったことがないか確認しました。

 県と県教育委は平成29年から令和3年度まで調査した結果、後援や補助の対象団体に統一協会と関連団体は含まれていないことを確認したと答えました。

 遠藤県議は、憲法違反の安倍元首相の「国葬」に、花角知事が公務で出席したことは公費支出として問題であり、県庁舎と地域振興局への半旗掲揚は結果的に職員や地域住民に対する弔意の強制になったとして、知事の姿勢をただしました。

 花角知事は、「国葬儀にさまざまな意見があることは承知しているが、内閣総理大臣から正式な案内があったため、公務で参列し弔意を表した。県として弔意を表するため半旗を掲揚したもので、職員や住民に弔意を強制するものではない」と答えました。(2022年10月7日『しんぶん赤旗』)