トンネルじん肺で和解
新潟地裁 男性患者6人

トンネル工事で粉じんを吸い込むなどしてじん肺になった新潟県内の元作業員や遺族がゼネコン24社に損害賠償を求めた「全国トンネルじん肺根絶第8陣新潟訴訟」の和解が19日、新潟地方裁判所(鈴木雄輔裁判長)で成立しました。
和解したのは、南魚沼、十日町両市在住の66~86歳の男性患者6人(うち1人は死亡し遺族原告)で、和解金額は1人約1400万円、計約8400万円です。追加提訴した患者1人(遺族原告)は継続協議となりました。
和解後の報告会見で原告の75歳男性=南魚沼市=は、「裁判の道のりは平坦ではありませんでしたが、私たちが声を上げ続けることができたのは、ともに歩んでくださった(弁護士や労働組合などの)みなさんの存在があったから」と感謝を述べ、昨年12月に原告の1人が亡くなり、「ともに和解を迎えられなかったことは残念です」と話しました。
土屋俊幸弁護士は、全国トンネルじん肺根絶第8次訴訟は2024年11月に全国6地裁にいっせい提訴し、「1年以内の和解」を目標に進めてきたが、ほかの地裁も4~5月には和解の見込みだと話しました。
支援に駆け付けた建交労新潟県本部の冨井雅男書記長は、「命あるうちに解決、じん肺根絶に向かっていく必要がある」と話しました。(2026年3月22日『しんぶん赤旗』)
