国民の力で平和守ろう

太平洋戦争開戦から84年 母親大会連絡会が「赤紙」宣伝
横断幕を掲げる参加者とシールアンケート対話(右)=8日、新潟市

 新潟県母親大会連絡会は、新潟市で8日、平和を守る母親全国連鎖行動の宣伝を行いました。約30人が参加して、召集令状(赤紙)の複製ビラを配布しながら、シールアンケート対話にも取り組みました。多くの若者が「戦争にならないために必要なこと」は、「国どうしで対話」と答えました。

 マイクを握った民医連の坂井希美子さんは、「戦時中、看護師は女性で唯一、召集令状により戦場におもむき犠牲になった。その悲劇を二度と繰り返してはならない」と訴えました。

 県労連の寺崎洋子議長は、防衛費予算を倍にする大軍拡や日本が戦場となることを前提とした自衛隊基地の「地下化」など「戦争する準備はいらない。子や孫のために二度と開戦の日が来ることがないよう声を上げよう」と呼びかけました。

 シール対話では、「12月8日は何の日か」知っている人はほとんどいませんでしたが、「戦争にならないために必要なこと」は、「防衛力を高める」を選んだのはごく一部。「国のことはわからないけど、友だちとけんかしたら、謝る」(10代女性)、「自分ごとで考えることが大切」(30代女性)など、ほとんどの若者が「対話が大切」と答えました。(2025年12月10日『しんぶん赤旗』

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