県民裏切る決議案
柏崎刈羽原発再稼働で市民が抗議

新潟県議会の自民党・公明党が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関する決議案を21日に提出することに対して、市民団体が20日、決議案に反対する会見を県庁で開きました。
決議案は、花角英世知事が再稼働の是非を判断した上で「県民の意思を確認する」方法として県議会を選択した場合、「熟議のうえ議会の意思を示す」としています。
会見した「柏崎刈羽原発再稼働の是非を考える新潟県民ネットワーク」の佐々木寛・新潟国際情報大学教授らは、知事が再稼働の判断について「県民に信を問う」とした公約は、多くの県民が知事選や県民投票を想定してきたと指摘。決議案は県議会の判断だけで「県民の意思の確認」に代える狙いがあり、「知事の公約と期待した県民を裏切るもの」と批判し、県民の関心や不安が高い再稼働問題に関して「県民に信を問う」方法は、県民投票が最もふさわしいと訴えました。
21日には県議会前で170人が参加して抗議宣伝が行われました。(2025年10月24日『しんぶん赤旗』)

