日米豪訓練やめよ

防衛局担当者(手前)に、要請書を手渡す参加者=10日、新潟市

 9条改憲NO!全国市民アクション@新潟は9、10日の両日、北関東防衛局新潟防衛事務所と新潟県、新潟市に対して、新潟県の関山演習場(上越市・妙高市)や新潟空港(新潟市)などで16日から始まる日米豪実働訓練「オリエント・シールド25」の中止を求めて要請しました。

 同訓練は、16~24日に関山演習場を主体に陸上自衛隊と米豪両陸軍が共同戦闘訓練や実弾射撃訓練を行い、豪軍の人員・装備品輸送のため13日から新潟空港を使用する予定です。ともに豪軍の参加・使用は初めてで、訓練は5府県をまたいで行われます。

 要請は、▽共同訓練の中止▽住民の安心・安全を保障するため訓練内容を公表し、市民に広報―などを求めました。

 応対した防衛局担当者は、関山演習場の訓練には陸自900人、米軍600人、豪軍180人が参加し、豪軍は新潟空港から関山まで自衛隊車両などで陸送する予定と回答しました。

 しかし、訓練や装備の詳細は「米軍、豪軍の運用や安全のため答えられない」と話し、参加者は「国民の安心・安全を守る姿勢が欠けている」と抗議しました。

 新潟県の担当者は、県民の安心・安全最優先の立場で、防衛省に改めて問い合わせ、詳細がわかり次第、ホームページなどで県民に知らせたいと答えました。(2025年9月11日『しんぶん赤旗』)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です