戦争・核兵器のない世界へ

平和の波実行委などが宣伝
赤紙(召集令状)復刻版を掲げて戦争反対を訴える参加者(右)ら=15日、新潟市

 憲法を守る新潟県共同センターと新潟平和の波行動実行委員会は15日、新潟市で約50人が参加して、「今こそ戦争も核兵器もない世界をつくろう」と共同宣伝しました。

 マイクを握った平和の波実行委の赤井純治代表は、「核武装・核共有を主張する国会議員が生まれ、本当に核戦争が起きうる危機を感じている」と指摘。核使用を前提とした核抑止力論は幻想で、破綻すれば核戦争につながると述べ、戦争させない外交努力と核廃絶こそ大切だと訴えました。

 参加者は、「日本が自衛隊を戦場に送らず戦争してこなかった憲法9条の誕生には、戦前の暗黒時代に平和と民主主義を求めた人々のたたかいがある」、「若者たちが赤紙(召集令状)一枚で戦場に送られ、家族が『生きて返ってきて』と言えば連行される。そんな戦争をくり返させない」などと訴えました。

 高校生たちと「高校生1万人署名」を呼びかけた28代高校生平和大使の吉田苺加(いちか)さん(高校2年)は、「核兵器や戦争は過去のことでなく今も続いている。私たちは微力だけど、さまざまな意見を聞いて理解する対話を大切にしたい」と話しました。(2025年8月16日『しんぶん赤旗』)

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