被爆者が証言
2025年国際女性デー 新潟市で

新潟市東区で8日、国際女性デー新潟県集会が開かれました。村上市の本間文紀子さんが小学4年生で広島で被爆した体験を証言。「戦争はみじめで悲惨」と平和の尊さを訴えました。
8月6日朝、空が夕焼けの何倍も明るく光り、教室にいた同級生が「きれいだね」と窓に集まった瞬間、ドガンと大きな衝撃で気を失った文紀子さん。気づくと、教室はガラスが散乱し、壁は将棋倒しで景色が一変したと言います。
重度のやけどを負った人が次々と避難してきて、爆心地近くで勤労奉仕していた近所の中学生は黒焦げの遺体で帰ってきたと話しました。「証言するたび、あの時を思い出し苦しいが、原爆をなくし平和を実現するため、話し続けたい」と訴えました。
労働、医療、商売、年金の各分野から訴えがあり、集会後は会場前でスタンディング宣伝しました。(文は2025年3月11日『しんぶん赤旗』)