除雪追いつかない
十日町市

2月上旬に続く最強寒波による大雪で、すでに3㍍以上の積雪がある新潟県の山間部では、除雪疲れや人手不足で除雪が追いつかない状況が続いています。
19日午後3時に358㌢の積雪を記録した十日町市松之山地域では、日本共産党の滝沢繁市議が高齢者世帯などを回り、安否確認と除雪などの要望を聞いています。
朝からずっと雪かきしている80代の男性は、「雪の捨て場がない。ようやく重機に来てもらい、家の周りの雪をどけることができて、やっと一息つける」と話していました。
一人暮らしの80代女性は、「玄関周りの雪かきは毎日一人でやっている。3回重機が入ってくれたから何とか暮らしているけど、費用も大変」と話します。
除雪作業を担当する建設会社社長は、「地域の雪捨て場はもう満杯。雪がやまないからダンプで他所に搬出する時間もなく、除雪が追いつかない」と話していました。
滝沢市議は、要求アンケートを配りながら声をかけていますが、高齢化が進む地域で、「雪の捨て場がない」「人手がない」の声が共通して出されます。「災害救助法を活用して人員確保が必要」と話しました。(2025年2月20日『しんぶん赤旗』)