教員増で学ぶ保障を

「新潟県民の会」が県議会に署名を提出
教員増員など教育改善を訴える(右から)棚橋、斉藤の各氏ら=28日、新潟県庁

 ゆきとどいた教育をすすめる新潟県民の会は28日、正規教員の大幅増員や少人数学級の推進、学校給食無償化などを求める請願署名1万91筆を、新潟県議会に提出しました。

 県庁で会見した斉藤進代表委員は、教職員の多忙化と病休の増加で、産育休を含めた代替教員の未配置が10月1日現在、新潟市立を除く県内で小学校39人、中学校8人、県立高校9人になっていると指摘。長年の運動で県内の小中学校では35人以下学級が実現したが、高校は40人学級のまま統廃合計画が進められようとしており、さらなる少人数学級の推進と教職員の増員で、子どもが健康に学ぶ教育条件の整備を求めました。

 新日本婦人の会新潟県本部の棚橋尚子事務局長は、小中高の不登校児童・生徒数が過去最多41万5千人になったことを受けた緊急アンケート結果を紹介。詰め込み教育をやめて、先生は子どもに向き合う時間を増やしてほしいなどの声に応えた教育の改善を訴えました。(2024年11月30日『しんぶん赤旗』)