再稼働是非県民が決める 原発不安 署名広がる
「県民投票で決める会」が統一行動
新潟県の「県民投票で決める会」は23、24日の両日、東京電力柏崎刈羽原発再稼働の是非を問う県民投票の実現に向けた直接請求署名の統一行動を県内各地でおこないました。
新潟市中央区では2日間、繁華街でロングラン宣伝を実施。23日の本町商店街では、原発に賛成・反対にかかわらず多くの市民が、「再稼働は大事な判断だから県民が決めることに賛成」などと署名しました。
署名した70代女性は、「原発にも電力不足にも不安があり再稼働は迷う。だから県民が自分たちで考え決めることが大切」。31歳女性は、「原発は不安。総選挙ではSNSが若い人の投票に繋がったが、署名や県民投票を通じて若い人が関心を持つきっかけになるといいですね」と話しました。
「再稼働は賛成。原発賛成の署名か?」と聞いてきた男性は、「県民で決めようという署名」と知り「それなら賛成」と署名しました。
会世話人の水内基成弁護士は、原発に賛成・反対にかかわらず、運動の目的が伝わり署名する人が広がっていることは大切と述べ、署名が県民一人ひとりの政治参加の一歩になり、数が集まれば知事や県議会を動かす力になる意義は大きいと強調しました。
署名や受任者などの問い合わせは、「県民投票で決める会」025(378)1500か、https://www.kenmintouhyou.net/まで。(2024年11月27日『しんぶん赤旗』)