暮らし最優先政治へ

希望持てる農政へ 魚沼地域で平予定候補が訴え
市民から激励を受ける平氏=3日、十日町市

 日本共産党の平あや子衆院北陸信越比例予定候補は3日、新潟県魚沼地区の4市町で街頭宣伝しました。「裏金、統一協会問題の再調査を拒否する石破茂首相では政治は変えられない。企業・団体献金を受け取らず、国民の立場を貫く共産党が伸びてこそ、政治をもとから変えられます」と力強く訴え、多くの車からも激励がありました。

 平氏は、石破首相が東アジア版NATOや核兵器共有まで主張していると批判。「軍事対軍事の先に平和はない。いま必要なのは憲法9条を生かした平和外交です」と述べ、すべての国が参加した対話の努力で30年以上も紛争を起こしていないASEAN(東南アジア諸国連合)の取り組みに学び、北東アジアの平和を築こうと呼びかけました。

 米不足と高騰が続き、主食さえ市場まかせで農業を壊してきた自民党農政では、食料の安全保障は守れないと批判。農業予算を増やし価格保障や所得補償で農家を支える、食料自給率を50%へ引き上げる党の農業政策を実行して、「若者が未来に希望を持ち、農業ができる新潟県をつくろう」と訴えました。

 初めて平氏の話を聞いた十日町市の80代女性は、「自民党は総裁が変わっても同じ穴のムジナで、戦争する国づくりに突き進んでいる。この政治を変えてほしい」と話しました。(2024年10月5日『しんぶん赤旗』)