女性の参画進めよう

国際女性デーで訴え
集会後スタンディング宣伝をする参加者=8日、新潟市

 新潟市で8日、国際女性デー新潟県集会が開かれ約50人が参加。各地のオンライン会場からも参加しました。浅井春夫立教大学名誉教授が「ジェンダー平等と包括的性教育」と題して講演し、医療、農業など5分野から交流・発言がありました。

 浅井氏は、日常生活や性的発達のさまざまな場面で起きる、からだの変化、受精のしくみや避妊、性暴力などに、科学的に人権を尊重した選択や対応ができるよう学ぶことが包括的性教育だと紹介。

 日本の性教育は、男性中心のジェンダー不平等の社会を温存したい勢力や政治からのバッシングとのたたかいの歴史だったと指摘。性教育を抑制する現状を変え、法律をつくり政治の責任で包括的性教育の実施を求め運動していると話しました。

 参加者から「農業従事者の4割は女性だが農業委員会などの女性役員は1割前後。女性の参画を進めよう」「月10万円未満の女性の低年金の改善へ、男女の賃金格差解消を」など発言がありました。(2024年3月12日『しんぶん赤旗』)