共闘が政治を変える道
9月4日、新潟県革新懇が総会と講演
平和と民主・社会進歩をめざす新潟県の会(新潟県革新懇)は4日、2022年度総会を新潟市で開き、全国革新懇事務室長の小田川義和・前全労連議長が記念講演をおこない、オンライン配信もされました。総会には日本共産党の井上哲士参院議員のほか、市民連合@新潟や県内立憲野党、野党国会議員から連帯のメッセージが寄せられました。
小田川氏は「革新懇がめざす統一戦線とは」と題して講演。革新懇40年間の、新自由主義とのたたかいと戦争する国づくり、改憲策動とのたたかいが、沖縄辺野古新基地建設反対や総がかり行動、「市民と野党の共闘」へとつながり、自民・改憲勢力を追いつめてきたと強調。野党共闘攻撃やウクライナ危機の影響で22年参院選は限定的な共闘にとどまり、自公の単独過半数を許したが、公明党を除く改憲勢力では3分の2の議席に届いていないと指摘。大軍拡・改憲反対、暮らし優先の政治、ジェンダー平等など参院選争点と、国葬反対などの運動を広げることに野党共闘を再構築する条件があると述べました。
参加者から「知事選も参院選も野党共闘が負けてしまい、力が出ない」との質問に小田川氏は、「がっかりした人は多くいますが、いまの選挙制度では共闘以外に自公政権を変える道はない。戦争法廃止や原発再稼働反対など個別要求と政治をつなぐ運動で国民世論を引き寄せることが、統一戦線のめざす道です」と答えました。 総会では国葬撤回を求めるアピールを採択しました。(「しんぶん赤旗」2022年9月7日)