憲法守れの声を広げよう
上越市で市民集会とデモ
新潟県上越市で3日、「戦争はごめんだ!軍拡と改憲に反対する市民の集い」とデモがおこなわれ、80人以上が参加しました。市民や団体、政党代表らが「戦争前夜にさせない」「憲法9条を生かした平和の準備を」と訴えました。日本共産党の藤野やすふみ衆院北陸信越比例予定候補も訴えました。
主催の市民連合・上越の片岡豊代表は、戦争前夜の気配や政治家の欺まんが明らかになる中で、反戦平和・反核・反改憲を求めてたたかう覚悟をもち、多くの人に働きかけていこうと呼びかけました。
リレートークで藤野氏は、岸田首相が敵基地攻撃能力は「米軍とは別の指揮系統で必要最小限度だから憲法に違反しない」と答弁しているが、自衛隊元幹部が自衛隊に運用能力はないと指摘しており、米軍と一体に際限のない攻撃になるのは明らかだと批判しました。軍拡を進めれば進めるほど憲法との矛盾は広がることを訴え、「憲法を守れの声を広げよう」と呼びかけました。
市民や団体代表から「私たち教職員は、教え子を戦場に送るなと運動してきた。戦争で平和をつくれないと、市民に広く呼びかけたい」「今ほど戦争の危険を感じたことはない。憲法無視の自公政権ではなく憲法9条を守る政府をつくろう」「日本が軍拡すれば周辺諸国に緊張を生む悪循環になる。憲法9条という宝物を持つ日本が、ガザ侵攻をやめろと先頭に立つべき」などの訴えがありました。
無所属の馬場秀幸、牧田正樹県議も発言しました。立憲民主党の梅谷守衆院議員、無所属の土田竜吾県議がメッセージを寄せました。
参加者は、集いの最後に「大軍拡NО! 改憲NО! 戦争NО!」のプラカードを掲げました。そのあと、繁華街をデモ行進し「戦争はごめんだ」と訴えました。(2023年12月5日『しんぶん赤旗』)