社会的障害取り除こう
新潟市で障新協後援会 藤井氏がよびかけ

「障害者の生活と権利を守る新潟連絡協議会」(障新協)は9日、「きょうされん」専務理事の藤井克徳さんを招いた講演会を新潟市で開き、約90人が参加。藤井氏は、障害者権利条約を生かし、障害のある人の生活や尊厳を守る社会づくりを呼びかけました。
藤井氏は、「きょうされん」の調査(2023年)で、障害のある人の78・6%が相対的貧困以下の生活水準で、半数が家族と同居など家族が支援しないと生活できない実態にあり、「家族負担を減らし、社会で支える」環境づくりが必要と訴えました。
障害者権利条約は、耳が聞こえなくても手話通訳を介せば障害を軽く感じることができるなど、障害者のニーズに応じながら社会的障害を取り除くことで、社会参加できる社会を目指していて、この視点を地域や福祉の現場で生かすことが大切だと話しました。
参加者から、「24時間・毎日4交代の介護が必要だが、事業所から『夜は派遣できなくなった』と断られ困っている」と話がありました。藤井氏は「低賃金などでヘルパーが集まらない問題と、個人特有のニーズに応える合理的配慮が欠けている問題がある。福祉労働者の待遇を大幅に引き上げ、安心して介護サービスが提供できる環境づくりが必要」と答えました。(2025年11月11日『しんぶん赤旗』)

