トラブル続き 原発なくそテ

柏崎大集会 県内外から1000人
プラカードなどを掲げデモ行進する参加者=21日、柏崎市

 東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県柏崎市で21日、なくそテ原発2025柏崎大集会が開かれ、新潟県各地や長野、群馬、福島などから1000人が参加し、集会後にデモ行進しました。初開催のマルシェでは、音楽や飲食店、自然エネルギー展示などが行われました。

 東電会見を1500回以上取材してきた芸人の「おしどりマコ・ケン」さんが講演しました。福島第1原発では、汚染水処理設備の配管洗浄中の作業員が高濃度の汚染廃液を浴びた事故(2023年10月)や1・5㎥の汚染水が流出(24年2月)など、重大事故が相次ぎ、同原発作業員アンケートでも「作業時の放射線に不安」が4割へ急増していると指摘。柏崎刈羽でも入構証紛失などトラブルを続ける東電に、世界一の原発を動かす資格はあるのかと批判しました。

 「県民投票で決める会」の水内基成世話人は、14万3196筆の県民投票署名は県議会で否決されたが、「有権者の12人に1人が署名した草の根対話が住民自治、民主主義の足腰を鍛えた」と報告。花角英世知事が再稼働の是非を「県民に信を問う」方法は、県民投票が最もふさわしいと求め続けようと話しました。(2025年9月23日『しんぶん赤旗』)

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