米坂線全面復旧早く

関川村で「絆まつり」 知事・村長も集う
米坂線早期復旧をアピールする新潟・山形両県の知事、首長ら=8月31日、関川村

 2022年8月の豪雨災害で一部区間が運休中のJR米坂線の復旧に向けた「米坂線復活絆まつり」が8月31日、新潟県関川村で開かれました。「大したもん蛇まつり」と同時開催され、新潟・山形両県内外からおおぜい参加しました。

 花角英世・新潟県知事や吉村美栄子・山形県知事など沿線自治体の首長や議員が集い、「両県知事や国会議員と連携し解決したい。何よりJRは主体的に打開に向け頑張ってほしい」(加藤弘・関川村長)など早期復旧を訴えました。

 新潟県の「米坂線早期復旧と地域活性化を考える会」の署名は700筆以上集まりました。署名した関川村の渡辺由喜雄さん(70)は、「復活は絶対。災害時などに不可欠な鉄路で、途切れれば地域が孤立する」、新潟市の中学2年生男子は、「鉄道好きで米坂線は四季の風景が楽しめる。早く復旧して地域が元気になってほしい」と話しました。野田尚道会長は、「秋をめどに1万5000筆を集め、JR東日本本社や国土交通省に要請したい」と話しました。

 山形県立置賜農業高校生の手作り「米坂線各駅スゴロク」などが子どもの人気を集め、米沢市の小学2年生男児は「旅行などでいつも利用するので、早く復旧してほしい」と話しました。(2025年9月3日『しんぶん赤旗』)

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