危険な暗黒政治を許さぬ
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟が宣伝

新潟県の治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟上越支部は15日、市内交差点で「あの暗黒の政治を許さない」とアピールするスタンディングを行いました。
スタンディングは、同支部が再建されてから3回目です。再建後、同盟員は100人を超えています。この日は、理事の他に2人の同盟員を含む8人が参加しました。
スタンディングで田中徳光支部長は、先の参院選では、国民が衆・参両院での自民党を中心にした与党過半数割れという結果を出したと指摘。その一方で、自民党と同じく改憲を主張する国民民主党や、日本を戦争の道に突き進ませた治安維持法を肯定し、スパイ防止法の制定を主張する参政党などが議席を増やしたと述べ、「自公政権は、これらの補完・反動勢力の協力を得て、これまでの道を突き進む危険性をはらむ情勢です」と語り、先の戦争へと突き進んだ、暗黒の政治を許してはいけないと訴えました。
同上越支部は、11月に小樽商科大学名誉教授の荻野富士夫さんを迎えた講演会を計画しています。(2025年8月22日『しんぶん赤旗』)