平和の願いをキャンドルに
新発田市「灯りと音楽のゆうべ」

新潟県新発田(しばた)市は17日夕方、戦後80年平和祈念事業「灯りと音楽のゆうべ」を開きました。出店などが並ぶ夜市や灯籠流しと同時開催された寺町通りには、多くの親子連れなどが訪れ、平和の願いをピースキャンドルに書いて並べられました。
6日の広島平和記念式典に派遣された市内各中学校の3年生6人も誘い合って参加しました。「原爆が落ちて焼け野原となった広島が、復興していった思いを表現したくて、花や植物を描きました。原爆資料館で被爆者の衣服などを見て、他人事ではないと実感しました」「式典で放たれたハトが平和と希望の象徴として印象的だったので、ハトを描きました」などと話しました。
二葉小学校の5・6年生約100人が描いたキャンドルもタワーのように飾られました。さまざまな国旗の人たちが手をつなぐ絵と「全部の国の人が平和でくらせますように」と描いた5年生の男子児童は、「世界には平和な国、戦争中の国、金持ちや貧しい国などいろいろあるけど、みんなが仲良く平和で暮らせることを願って描きました」と話しました。(2025年8月20日『しんぶん赤旗』)