新潟市秋葉区にも児童館を
「市民の会」が署名1万筆を提出

「新潟市秋葉区に児童館設置を求める市民の会」は10日、新潟市の中原八一市長に対して、請願署名の第2次分を提出しました。2023年9月から始めた署名は累計1万806筆になりました。
板橋育夫共同代表は、「人口7万3000人余の秋葉区で1万筆を超えるかつてない運動になり、区民の強い願いが込められている」と強調し、「市が新たな公共施設はつくらない方針だから児童館をつくらない」では納得できないと指摘。子どもの権利条約や「すべての子どもの豊かな子ども期を過ごせるまち」を掲げる新潟市子ども条例の実現と人口減少対策に本気で取り組むため、児童館設置を求めました。
応対した市こども未来部の高橋昌子部長は、「秋葉区に児童館がないことは、市長も大きな課題と受け止めている。署名と思いをしっかり伝え、相談していきたい」と答えました。
提出後の会見で、板橋氏は、児童館で育った子育て世代から「秋葉区にどうして児童館がないのか?」の声も多く聞かれ、世代を超えて賛同が広がったと紹介。新潟市は人口減少が加速していて、子育て政策の強化が不可欠と訴えました。(文は2025年6月13日『しんぶん赤旗』)