再稼働判断 市民の声聞け
「県民投票の会」集会 世論づくり重要

新潟県の「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」は23日、新潟市で報告集会を開きました。水内基成世話人は、県民投票条例案は4月の臨時県議会で否決されたが、請求署名が14万3196筆、有権者の12人に1人も集まり、かつてない県民の関心の高まりが生まれたと強調し、声を上げ続ける環境づくりを呼びかけました。
会は、臨時議会後に国や県は再稼働議論の材料である「緊急時対応」「事故時の被ばくシミュレーション」を発表し、県民説明会や公聴会など再稼働準備を着々と進めていると指摘。県民の意思を確認せず花角英世知事が同意することがないように、世論づくりが呼びかけられました。
100人以上の参加者から、「県議会の信任だけで知事が再稼働判断する危険もあり、世論づくりが重要」、「市町村長・議会に対して市民の声を聞けと要請しよう」、「臨時議会後から運動に参加した人のインタビューを続けている。これまでの運動の体験を聞くことで、若い同世代が自分ごとにしていく力にしたい」(新潟大学卒業生)などの発言がありました。(2025年5月28日『しんぶん赤旗』)