国民の苦難解決へたたかう

新潟市で治安維持法を考える集会
広井氏(正面)の講演を聞く参加者=20日、新潟市

 新潟市で20日、治安維持法を考える県民集会が開かれました。長岡市在住の朗読家・加藤博久さんが小林多喜二『党生活者』を朗読し、日本共産党中央委員会の常任幹部会委員、広井暢子さんが講演しました。

 広井氏は、戦前は主権在民や戦争反対を訴えれば犯罪者とされ、治安維持法による逮捕は数十万人、虐殺や病死は約1600人もいたと指摘。その中で、日本共産党員が社会の矛盾や国民の苦しみの解決に真摯で勇敢にたたかったと述べ、伊藤千代子、紡績労働の改善を求めた飯島喜美、「赤旗(せっき)」を担った田中サガヨなど、24歳で命を絶たれた女性党員たちの闘争や、歴史に刻まれた不屈の宮本顕治・宮本百合子の闘争を紹介しました。

 共産党員のたたかいが、戦後の日本が平和と民主主義へ転換する大きな役割を担ったと強調。しかし、侵略戦争に無反省な勢力が、人権侵害の政治を続けていると批判し、人間の自由と解放の未来社会を展望する日本共産党と社会を変えようと呼びかけました。

 「3人の女性や宮本夫妻の闘争に感動した」(30代)、「勇気と希望が持てた」(70代)などの感想が寄せられました。(2025年4月23日『しんぶん赤旗』)

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