3市3病院で時限ストライキ
安心の医療・介護へ 賃上げと増員を求める

国立病院などの労働者でつくる全日本国立医療労働組合(全医労)は13日、全国いっせいにストライキを決行しました。
新潟県では、新潟、上越、柏崎の3市3病院で始業から1時間のストライキを決行しました。午後には新潟市の新潟駅前で現場職員8人と支援者が、「賃上げと増員を求める」宣伝と署名活動を行いました。
マイクを握った西新潟中央病院(新潟市)の看護師、星野理恵子さんは、物価高に対して診療報酬が追いつかないため、医療現場ではコストカットが強調され、患者さんにしわ寄せがいきかねないと告発。職員の充足率は75%と深刻な人手不足の上に、賃上げゼロ回答では、働き続ける希望を持てないと述べ、「安心して受けられる医療・介護の環境づくりを求め行動している」と訴えました。
参加者は、「民間病院では採算の取れない難病の治療を担う病院を守れ」「国家公務員と比べ機構の看護師の初任給は年60万円も低く、賃上げが必要」などと訴えました。(文は2025年3月15日『しんぶん赤旗』)