柏崎刈羽原発 県民投票検討を
馬場秀幸県議(無所属)が求める
新潟県議会で2月27日、馬場秀幸県議(無所属)が一般質問しました。柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の実施や避難計画見直し、新潟労災病院閉院など上越地域の医療再編計画の見直し、教員不足の解消などを求めました。
馬場氏は、県民投票条例制定を求める直接請求は、住民の思いを直接民主的に反映し、原発立地住民の人権を尊重する地方自治の理念に沿うものだと述べ、15万筆以上集まった署名の受け止めをただしました。
花角英世知事は、県民の関心が高まっている現れと受け止めていると回答。馬場氏は、「県民に信を問う」という知事の姿勢にも沿う県民投票を前向きに検討するよう求めました。
馬場氏は、原子力規制委員会が発表した複合災害と屋内退避の対策案は、倒壊や火災で自宅に退避できない場合などの具体性が乏しく、県として見直しの意見を上げるよう求めました。
新潟労災病院の存続は、1万4千筆超の署名提出など地域住民の切実な訴えであり、総合病院機能を残すよう求めました。
知事は、限りある医療資源で質の高い医療を提供するために再編・集約を行う計画だと答えました。(2025年3月1日『しんぶん赤旗』)