豪雪深刻 支援急げ
救助法適用柔軟に 井上哲士氏ら

「今季最強」の寒波による豪雪で新潟県では、津南町や十日町市松之山、魚沼市守門などで積雪が370㌢を超え、5市2町(長岡市、阿賀町、十日町市、魚沼市、上越市、津南町、妙高市)に災害救助法が適用されました(12日現在)。
この事態を受け、日本共産党新潟県委員会は12日、井上さとし参院議員と、政府に対して豪雪対策の緊急要望を行ないました。
十日町市の富井春美市議は、「すでに1階部分が雪で埋まり、屋根雪を下ろす場所もない」「家から出られない一人暮らしの方も」など、切実な実態を訴え。井上議員は「ぜひ、現場の実態を踏まえた柔軟な法の運用をお願いしたい」と強く要請しました。
応対した内閣府の政策統括官(防災担当)は、「これまでプッシュ型で災害救助法の適用を打診してきた」「住家が倒壊しかねないケースや玄関から出られず日常生活に支障が及ぶものなど、救助の必要性・妥当性があれば法適用の対象」「法適用地域も旧市町村で分けなくてもよい」と回答。「救助の現場は写真を撮ってほしい」と述べました。
「担い手不足で除雪作業の遅れが心配」との訴えに、「期日は2月28日までと考えているが、延長もあり得る」と答えました。(2025年2月14日『しんぶん赤旗』)