核兵器禁止条約発効4年 広がれ平和の波

巨大折り鶴掲げて訴え
核廃絶を訴える西澤氏(右手前)ら=22日、新潟市

 新潟市で22日、核兵器禁止条約発効4周年にあわせた平和の波行動がおこなれました。巨大折り鶴や横断幕などを掲げ、「核禁条約や日本被団協のノーベル平和賞受賞を力に、核廃絶へ運動を広げよう」と呼びかけました。主催は、新潟県の原爆被害者の会と原水協や原水禁、県生協連でつくる核兵器廃絶を目指す新潟県連絡会です。

 マイクを握った原爆被害者の会の西澤慶子事務局長代理は、両親が広島の被爆者で、その体験を伝えることが自分の使命と思い行動してきたと紹介。被爆国の日本が核禁条約に署名せず、世界で戦争が続き、核兵器使用を脅しに使うことを批判。署名を集めて日本政府に条約参加を求めようと訴えました。原水協の赤井純治代表理事は、ノーベル平和賞受賞は、市民に対して核廃絶へ声を上げようと呼びかけていると訴えました。

 署名した30代女性は、「軍拡や核抑止力で国を守れるとは思えない。核兵器の被害を伝え、廃絶を訴えることは大切」と話しました。(2025年1月25日『しんぶん赤旗』)