命奪う戦争繰り返さない
太平洋戦争開始83年
新潟県母親大会連絡会と憲法を守る新潟県共同センターは8日、新潟市で「12・8平和を守る母親連鎖行動」に取り組み30人以上が参加しました。赤紙(召集令状)の複製とチラシを配り、「憲法改悪、戦争する国づくりを止め、平和な世界をつくろう」と訴えました。
マイクを握った連絡会の寺崎洋子さんは、きょう8日は日本がアジア・太平洋地域に侵略戦争を拡大した日で、日本やアジア諸国民2300万人以上の犠牲者を出した過ちを繰り返さない決意を示す日ですと訴えました。
韓国で尹(ユン)大統領が「非常戒厳」を宣言し、多くの国民の行動で阻止されたが、背景には今も北朝鮮と戦争中で、分断の原因は日本が朝鮮半島を植民地にしていたことを忘れてはいけないと指摘。日本でも憲法に「緊急事態条項」を盛り込もうと動きがあるが、戦前に戦争体制づくりに利用された危険なもので、市民の力で止めようと呼びかけました。
参加者は、「多くの戦死者を出した従軍看護婦の悲劇を繰り返すな。国立病院の積立金を軍拡財源に使うことはやめて、医療設備と人員確保に使え」「教え子を戦場に送るな。生きる権利を奪う戦争を拒否する人間を育もう」などと話しました。(2024年12月10日『しんぶん赤旗』)