現行保険証存続へ

衆院新潟1区女性後援会が学習会
稲葉氏(正面)の講演を聞く参加者=24日、新潟市

 衆院新潟1区女性後援会は24日、新潟市でマイナンバー学習会を開き50人以上が参加しました。特定社会保険労務士の稲葉正美さんが講師を務め、「12月以降もマイナ健康保険証がなくても医療機関を受診できるのか」などの疑問に答え、現行の保険証の存続を求めていこうと訴えました。平あや子衆院北陸信越比例予定候補、中村たけお衆院新潟1区予定候補が決意表明しました。

 稲葉氏は、現行の保険証は最長1年間使うことができ、期限が切れても協会けんぽや市町村国保などの責任で、保険証の代わりになる「資格確認書」が申請なしで無料に交付され、「心配なく受診できます」と説明しました。

 マイナ保険証や医療事務のデジタル化の義務化が原因で全国の医療機関の19%が廃業の危機にあり、マイナンバーカードは任意取得なのにマイナ保険証を強要することは違法だと指摘し、今の保険証存続を訴えました。

 閉会のあいさつで飯塚孝子市議は、「国会で決まった悪法は国会で正そう。そのために総選挙で審判を下そう」と呼びかけました。(2024年8月28日)