対話やアンケート実施
模擬原爆投下の地・柏崎市でミニ原爆展
新潟県柏崎市が主催する「ミニミニ原爆展」が5日から15日まで、市役所1階ロビーで開催されています。柏崎原水協も3年前から協力して展示や運営をしています。
現柏崎市長崎に1945年7月26日、模擬原爆が投下され、女子2人が死亡、2人が重傷、4人が軽傷を負いました。周囲の住宅の窓ガラスが壊れ、広範囲に飛散したと言います。原水協は、模擬爆弾で犠牲者を出した地域として、80年の節目となる来年に向け、原爆パネル展や署名、講演会を計画しています。
今年のミニミニ原爆展は、広島市立基町高校生が描いた被爆体験再現画12枚、いわさきちひろの絵12枚などに折り鶴を添えた展示もしています。市民から広く戦争や原爆被害の恐ろしさを知ってもらう試みとして、来場者へのシールアンケート対話やアンケートも実施しています。
パネルを見た女性は「原爆は恐ろしい。核抑止論は核兵器を増やすだけだ。何としても核兵器をなくすため頑張ります」と感想を語っていました。(2024年8月10日『しんぶん赤旗』)