児童館設置へ市民が講演会

新潟市秋葉区で
活動報告や意見を交わす参加者=7月28日、新潟市秋葉区

 「新潟市秋葉区に児童館設置を求める市民の会」は7月28日、植木信一・新潟県立大学教授を招いた講演会を秋葉区で開きました。

 新潟市には14もの児童館がありますが、人口7万5千人もいる秋葉区に「一つもないのはおかしい」と、市民の会を結成し署名運動を進めてきました。

 10か月で7千筆の署名を集め、多くの市民の声を集めてきました。「秋葉区だけないのはおかしい」「子どもと子育て世代に優しい街づくりを進めてほしい」「私も近所を回ってみる」と多くの反響がありました。

 市民の会は、地域まわりの統一行動を組んだり、学校や保育所まわりをしたり、花見会場へ出掛けたりして協力を呼びかけてきました。

 植木氏は、「誰でも、いつ行っても利用できる施設は地域になくてはならない。人と人がつながる地域の拠点となる居場所は、これからの街づくりに欠かせない」と強調。国の方針である「児童館ガイドライン」を示して、▽遊びによる子どもの育成▽子どもの居場所の提供―など八つの活動内容について説明しました。

 1万筆を目指す署名運動を励ます内容で、会場いっぱいに集まった参加者の共感を呼びました。(2024年8月3日『しんぶん赤旗』)