次世代につなげたい

長岡空襲79年式典 中学生が決意
平和の決意を語る船山さん(壇上とモニター)=1日、長岡市

 新潟県長岡市では、1945年8月1日の長岡空襲から79年を迎えた1日、犠牲者を追悼する集会などが終日おこなわれました。

 長岡市主催の「平和祈念式典」には、小中学生など780人が参加し、空襲で亡くなった1486人など戦没者に黙とうしました。

 12歳の時に長岡空襲にあった池田ミヤ子さん(91)さんが証言しました。下の姉と2人で防空壕に避難したが、両親と家の消化活動中だった上の姉を亡くしたと言います。「19歳で志願兵として戦死した兄や姉の死、空襲は忘れられない。戦争の悲惨さを伝え続けたい」と話しました。

 6日の広島平和記念式典に派遣される23人の中学生を代表して、3年生の船山遥花(はるか)さんが「平和の誓い」を述べました。戦争は遠いものと思っていたが、曾祖父が戦争でビルマに行ったと聞き、手記や資料を調べ、惨状を知ったと言います。「戦争体験者が減る中で、私たちが平和の意識を次の世代につなげていきたい」と決意を述べました。(2024年8月2日『しんぶん赤旗』)