時間ない 救済早く

ノーモアミナマタ 新潟訴訟団総会
全被害者救済へ決意を固める参加者=22日、新潟市

 ノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟原告団は22日、新潟市で第11回総会を開き、原告団や弁護団、新潟水俣病共闘会議など60人が参加しました。皆川榮一原告団長は「平均年齢75歳の私たちには時間がない。一日も早い解決に向けてがんばる」と決意を述べました。

 新潟水俣病患者の認定と救済を求めて10年間たたかってきた裁判は、第4陣までの47人に4月18日分離判決が言い渡され、原告、被告双方が控訴しました。今後、控訴審と第5陣以降の第一審の二つの裁判が並行してたたかわれます。

 県選出の泉田裕彦衆院議員(自民)、打越さく良参院議員(立民)が「環境大臣に政治決断を迫ろう」と来賓あいさつしました。

 酢山省三事務局長から「熊本、近畿、新潟の3裁判の司法判断や解決に向けた環境省との実務者協議の開始など、今が早期解決の絶好の機会。二つの新潟訴訟と運動を軸に、全被害者救済へ全力を上げよう」と提起された活動方針を採択し、団結ガンバローで決意を固め合いました。(2024年6月26日『しんぶん赤旗』)