軍拡でなく社会保障

第95回メーデー新潟県中央集会
デモ行進する(先頭左2人目から)寺崎、平氏ら参加者=1日、新潟市

 新潟市では、第95回メーデー新潟県中央集会が開かれ、約500人が参加しました。

 主催あいさつで県労連の寺崎洋子議長は、実質賃金が11カ月連続で前年を下回る日本の低賃金は、財界主導の非正規雇用の拡大や、北信越で最低の時給931円の最低賃金が原因だと述べ、非正規や男女の賃金格差を解消する大幅賃上げ、軍拡でなく社会保障拡充を実現しようと訴えました。

 日本共産党の平あや子衆院北陸信越比例予定候補は連帯あいさつで、衆院3補選は自民党政治を終わらせるのは、市民と野党の共闘以外にないと示したと強調。県民の世論と運動で、柏崎刈羽原発再稼働の圧力を跳ね返し、脱炭素・原発ゼロへ扉を開こうと呼びかけました。

 新潟大学の院生も参加しました。参加した大学院生は「生活のためアルバイトが不可欠なので賃上げは大賛成。いろいろな問題や訴えも聞けて勉強になった」と感想を話しました。(2024年5月2日『しんぶん赤旗』)